エンツォ・ボナフェのシングルモンク
非常に個人的な事ですが、今年は本当に仕事を頑張ったと思っていて、一皮むけることが出来た一年でした。ってことで、ご褒美にサンタさんがやって来てくれました(笑)
購入した靴は、エンツォ・ボナフェのシングルモンク。ずっと憧れていた靴です。
家庭を持つサラリーマンのワタシにとって、革靴に出せる金額は限られています。そうなると、品質と価格のバランスが良いブランドが多い国産ブランドの靴が中心になり、それらをよく見ていたのですが、やっぱりいちどは履いてみたい靴というのがいくつがあります。
英国靴のエドワード・グリーン、イギリスとフランスの融合ジョン・ロブ、フランス靴の代表JMウェストン、そして、イタリアのエンツォ・ボナフェ。どのブランドも、それぞれ特徴を持った最高峰ブランド。憧れますよね〜。
エンツォ・ボナフェのイメージは、イタリア靴でありながら、どちらかと言えばイギリス靴に似たベーシックなデザインが多く、手作業にこだわった丁寧な靴作りをするメーカーかなという程度で、これまでよく見たことはありませんでした。しかし、オリエンタルのグッドイヤーとマッケイを組み合せた製法の極上の履き心地の靴に出会ってから、すごく気になっていました。というのも、エンツォ・ボナフェの靴にも、グッドイヤーとマッケイを組み合せた2C(ドゥーチェ)製法で作られているものがあります。しかも、熟練の職人による手作業にこだわったグッドイヤー・ア・マーノ製法(ハンドソーンウェルテッド製法)と来れば、どんな履き心地なんだろうと気になりますよね。製法に関しては、恐らくオリエンタルがエンツォ・ボナフェを靴作りを参考にしたのでしょうね。
そんなエンツォ・ボナフェに、日本人の足型に合うようにビームスが別注をかけたエクスクルーシブモデルが、こちらのシングルモンクです。
実は、モンクストラップシューズは初めて。最近は、ダブルモンクが非常に人気があるようですが、王道はやはりシングルモンクだと思います。
ピッチドヒール。小ぶりなヒールで良いフィッティングですね。
モンクストラップも、慣れれば脱ぎ履きしやすそうです。
購入するまで知りませんでしたが、バックルはゴムで固定されているので、紐靴よりフィッティングはシビアではないですね。
ビームス別注と、手作りの文字。
綺麗なソール。普段ならハーフラバーを貼るところですが、ちょっと悩んでいます。ビンテージスチールだけにして、オリジナルのソールの感触を楽しむか、オリジナルソールを最大限延命させるためにハーフラバーを貼るか。今のところ、しなりが良い靴なのでトウの削れは酷くはないことを期待して、暫くオリジナルソールを楽しんでからハーフラバーを貼ろうかと考えています。
コバの仕上げも綺麗ですね。
まだ足入れをして室内で試し履きした程度ですが、アッパーが柔らかなスエードということもあり柔らかい感触で、ソールの反りも良く、これから履き込むのが楽しみです。
今年、最後のお買い物。思い出深いものになりそうです。