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カッコよくなりたいオヤジの衣・食・住についての記録。

塾か、公文か、受験コースか?親の悩みは尽きないですね。

 我が家には小学2年生の子供がいて、これまで通信教育のスタンダードコースを受講していたのですが、3年生を控え、塾に行くか、公文をやるか、それとも通信教育を受験コースに変更するかという話になりました。ワタシとしては、公文一択だったのですが、妻は相当に悩んでいたようです。最終的には、公文に決めて、ちょうど今月実施中の体験入学から開始することになったのですが、その経緯を簡単に書いてみようかと思います。まぁ、こんな記事は誰も興味ないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

 前述の通り、妻は相当に悩んでいたようですが、ワタシ的には迷うようなことではありませんでした。ちなみに、我が家は、明確に中学受験をさせるというつもりはないですが、もしかしたらあるかもね、というよくある状況でした。

 ワタシは、義務教育の間は、基礎学力をつけることと、勉強して色んなことが分かると楽しい!という感覚を伸ばすことだけに集中すれば良いと考えています。

 基礎学力とは、算数では、間違えることなく素早く計算ができる基礎的な力、国語では、文章を素早く読んで理解する力だと考えています。今だと、もしかしたら英語を始めても良いのかもしれませんが、こちらは余力があればいいと考えています。

 基礎学力が重要なのは改めて言うまでもないですが、一朝一夕では力がつかないものであり、しっかりと基礎から積み上げる必要があるからです。社会や、理科などの副教科は、後からでも暗記すれば覚えれるのに対して、算数、国語はそうはいきません。1つ1つ理解しながら積み上げていくには、本人の能力・進み具合に応じて、カリキュラムが進行することが望ましいと考えています。できる子は、どんどん進んでいけばいいし、ちょっと時間が掛かる子は、じっくりと取り組む必要があると思います。そうなると、学校の授業に合わせてカリキュラムが進行する塾や、通信教育がベストだとは思えないのです。そういう意味では、公文のシステムが優れていると考えました。

 一方で、公文は、基本的な計算問題しかしないから、文章題や図形に弱くなるとか、受験には耐えられないというような意見があるようです。そういった側面もあるのでしょうが、受験用の勉強なんて、どんなに早くても5年生からで良いのではないでしょうか。近年の中学受験は、難題が出題される傾向があり、それ用に対策をしていないと難しいと、塾や、通信教育を提供する業者は言いますが、それは業者が煽っているだけではないかと思います。そんな特殊な問題は、受験をすると決めてからで十分ではないでしょうか。それよりも、基礎学力に集中することが、本人の力を一番伸ばすことになると思います。なんでもそうですが、やり始めはどんどん上手くなっていきますが、次第に成長が鈍化する学習曲線というものがあります。私は、基礎学力は90%ぐらいまで理解できたら次のステップにどんどん進んでいく方が、努力に対して身に付く力の効率が高いと感じています。そこで100%を目指してしまうと、ものすごく努力をしてもなかなか100%には到達しません。低学年での受験コースは、この90%~100%の領域を頑張ることになってしまい、勉強がどんどん楽しくなくなってしまうのではないかと考えています。

 公文であれば、本人のペースに合わせて、基礎学力が着実に付いていきます。ちゃんと理解しながら、どんどん先に進めれば子供も楽しいと感じる可能性が高いです。この正のスパイラルに、うまく乗せてあげることが親の役目かなと考えています。

 

 ということで、我が家では塾でもなく、通信教育の受験コースでもなく、基礎学力が最も効率よく、本人のペースに合わせて伸ばすことができると思われる公文を選択しました。これが良い結果につながればよいのですが、それは神のみぞ知るというところでしょうか(笑)。