エンツォ・ボナフェのシングルモンクを買ってから、改めてシングルモンクの良さを感じていました。デザイン的には、紐靴が好きではあるのですが、ローファーほどカジュアルな印象にならないで、ビジネスで使えるデザインと脱ぎ履きのしやすさが魅力だと思います。
ということで、表革のブラックカーフのシングルモンクで良いのがないかなと見ていると、大好きなオリエンタル(Oriental)に、ジョセフ(Joseph)というモデルがあることが分かりました。今回、手に入れたのはスペリオルグレード(Superior Goodyear)のJosephⅡというモデル。グッドイヤー製法で、アッパーにヨーロピアンカーフを用いたグレードのものです。
いい顔つきですね。いつも思いますが、オリエンタルさんの靴は、本当にプロポーションが良いです。どの角度から見ても美しい。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ
サイドからも綺麗。ストラップは、細いので控えめですね。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(サイド)
小さめのヒールカップ。足の形にそって、うねっていますね。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(ヒールカップ)
フロントから。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(フロント)
フロントのストラップ部分がV字状になっていない構造で、スリッポンにストラップがついている感じです。履き口も広くなっているので、踵が抜けてしまわないかが心配になりますが、ヒールカップが小さくなっていて踵の吸い付きが非常に良いので、踵抜けはありません。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(履き口)
インソールのロゴ。ほんとセンスがいいです。抜群にカッコいい。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(インソール)
ライニングの革もナチュラルなものが使われています。ベベルドグッドイヤーグレードは、鹿革が使われていましたが牛革ですね。鹿革ほど、柔らかくはないですが、ソフトで良い感触です。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(ライニング)
ソールもヒドゥンチャネルで綺麗。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(アウトソール)
ウェスト部の絞り込みがすごいのが分かると思います。土踏まずの辺りのフィット感が、抜群ですね。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(ウェスト部)

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(アッパー)
アッパーは、ヨーロピアンカーフとのことです。おそらく、アノネイのボカルーだと思います。室内で、屈伸したりしてなじませただけですが、もっちりしていて、皺の入り方も上品。

オリエンタルのジョセフⅡ、Oriental、JosephⅡ(アッパー)
やっぱり、ワタシの足には、オリエンタルの木型はあっているようで、フィット感がすごいです。また、お気に入りが出来ました。大切に育てていきたいと思います。