アノネイ社のボカルーは雨シミが付きやすい
ワタシが所有するシェットランドフォックスのインバネスのアッパーはアノネイ社のボカルーと言われている。この革は、皺の入り方が本当に綺麗で、大のお気に入りです。具体的には、細かなシワが入るだけで大きなシワが入りにくい。深いシワが入ってしまうと、どうしてもくたびれた印象が出てしまうけど、そういったことがなく何年か履いても綺麗な状態を保ちやすい。そして手入れをした後の、モチっとした革質を見るたびに、「いい革だよな〜。」と思わせてくれる。
手入れも通常のものでなんの問題もない。ワタシの場合は、光沢が弱くなってきたなというところで、ザッとクリーナーでキレイにした後に、デリケートクリームとクレムを塗って、ブラッシングするだけ。これだけで見違えるように綺麗に光りだす。
最初は、こだわってトウをピカピカに鏡面磨きしてたけど、最近はクドく感じてきて、クレムだけのナチュラルな仕上がりを楽しんでます。単純に面倒くさいと言うのもありますが(笑)
ちなみにクロケット&ジョーンズの革が何処のものかは分からないのだけど、同じ手入れの仕方をしても、クロケットはピカピカ光るのに対して、アノネイのボカルーはしっかり光るのだけど、あくまで自然な光り方をするように感じていて、ビジネスで履くには好感が持てると思う。
そんなお気に入りのアノネイのボカルーなのだけど、一つだけ難点がある。それは雨シミに非常に弱いということ。買った当初は、雨水が数滴ついただけで、そこがシミになってスゴく焦ったのを覚えている。クリームを何度か塗って落ち着いてきた今でも、やはり雨には弱く、水滴が付いた状態が少し経つと結構目立つシミが出来てしまう。まぁ、手入れすれば、すぐにキレイに戻るので良いのだけど、一寸だけ手間が掛かる。
先日、雨の中を少し歩いた時も、やはりシミが出来てしまった。こんな感じで、歩くと水が跳ね上がりやすいトウを中心に、結構目立つシミが出来てしまっている。
ということで、久しぶりに手入れをしてみました。雨シミ自体は、クリーナーでサッと拭いてやるだけで無くなります。仕上げにクレムを塗って、豚毛ブラシでブラッシングした後、最後に山羊毛のブラシで仕上げてやりました。山羊毛のブラシは、よく光ると聞いたので買ってみたのですが、今のところあまり光りません(笑)豚毛ブラシだけでも、十分かと思います。ただ、暫く使っていると、よく光るようになるとも聞くので、もう少し使い続けてみようと思います。
手入れ後。もう雨シミは見えません。
クロケット&ジョーンズも一緒に磨きました。左がクロケットで、右がシェットランドフォックスです。光り方、全然違いますよね?みなさんは、どちらの光り方が好きですか?
っで、結局何が言いたかったかと言うと、アノネイのボカルーの革質は最高だけど、ちょびっとだけ雨に弱いので小まめに手入れしてあげましょうねと言うことです。これからアノネイのボカルーを買おうと思っている人の参考になれば幸いです。ではまた。
大きく育てたエバーフレッシュ、けど、幹がヒョロヒョロ(笑)
近所のホームセンターで購入したエバーフレッシュが、もう少しで部屋の天井に届きそうな大きさにまでなってきた。
このくらいになると部屋の中でも存在感があって様になり、ふと目に飛び込んでする綺麗な緑にちょっとだけ癒やされます。
ただ、大きく育った観葉植物は購入しようとすると、結構いい値段がするので躊躇してしまいますよね。そもそもその部屋の環境に合うかどうかもわからないので、枯らしてしまうかもしれないリスクも有りますし…
ちなみに二年前の大きさはこれぐらい。随分と大きくなったなぁと思います。
ただ、不満が無いわけではなく、大きくはなったのだけど、幹がまだまだ細くてヒョロヒョロなんですよね。大きさ的にはもう十分なので、これからは幹が太くなるようにしていきたいかなと。幹、太くなれ〜!
ダンスシューズで、足元に色気を?!
ずーっと気になっていたけど買っていなかった白のダンスシューズを、ついに買ってしまった。
白のダンスシューズといえば、レペット(repetto)が有名で、どちらかと言えば女性が好んで履く靴という印象があるけど、この靴を履きこなすセクシーな男性がいた。その人はセルジュ・ゲンスブール。ファッションが好きな人なら一度は見たことがあるのではないかな。彼はダンスシューズでジーンズからスーツまでを着こなすファッショニスタ。ジェーン・バーキンの恋人だったというのも有名ですね。
この大人の男の色気、本当にカッコいいですね。こんなカッコよさが出せるわけがないのは分かってるのですが、やっぱり憧れがあり、一度は挑戦してみたいと思ってました。
ゲンスブールが履いていたのは、レペットのziziというモデルらしいのですが、これがなかなかに高い。そうそう買える値段では無いのですが、先日訪れたビームスでクラウン(crown)の物で、とても良く似た雰囲気のものが買いやすくなっていたので、買ってみました。
通常のモデルは、ソールがラバーなのですが、こちらはビームス別注モデルで、レザーソール仕様。僅かな違いですが、大人っぽい雰囲気になりますね。
極薄のソールがエレガント。後ろ姿も綺麗です。
レザーソールの耐久性が心配ですが、削れが酷かったら、ハーフラバーを貼ろうと思います。
トウは、綺麗なタマゴ型のエッグトウ。
良い佇まいですね。絵になります。
うまく履きこなせるか自信はありませんが、色々なコーディネートを楽しんでいきたいと思わせる、なんとも不思議な魅力を持つ靴ですね。
イッタラのレンピで、タピオカドリンク
イッタラ(iittala)のレンピ(Lempi)は、夏場に、とても重宝する美しいスタッキンググラスで、最近のお気に入りです。
近頃、とても人気のブラックタピオカドリンク。娘が飲みたいというので、どうせなら自分達で作ってみようかとなりました。
作り方は、凄く簡単でカルディで買ったブラックタピオカを前日から水で戻しておいたものを、色が透き通り、浮いてくるまで茹でて冷やすだけ。タピオカに甘みをつけたければ、最後に砂糖水で煮ればOKです。ミルクティーに入れても良いのですが、娘でも飲みやすいようにヨーグルトドリンクにしました。こちらも簡単でヨーグルトにキウイと氷を入れて、ハンドミキサーをかけただけの簡単ドリンク。爽やかなキウイの甘みとヨーグルトの酸味が、暑さで気だるい身体をすっきりさせてくれます。
こんな時に、レンピは最高ですね。足が付いているだけで、ちょっとした特別感が出ますよね。今回は、タピオカドリンクにしましたが、ビールでも麦茶でも、このグラスを使うだけでテンションが上がります。足が付いたグラスは収納に困りますが、こちらはスタッキング可能なので、食器棚のスペースも取りません。是非、一度手にとってみてほしいグラスです。
梅雨に備える(ダナーライト)
いよいよ、今年も梅雨の季節になりますね。毎年、この時期になるとお世話になる確率が上がるのが、ダナーライト(danner light)。
ゴアテックス採用で、蒸れにくい完全防水のトレッキングブーツ。どんな雨だろうがへっちゃらで出かけられるので、アメの日が楽しくなる、そんな靴です。
ということで、メンテナンスをしました。といっても、ドレスシューズとは違ってセンシティブになる必要の無い靴なので、ミンクオイルを塗るだけの、簡単メンテナンス。
塗り終わったところ。革に艶が戻りました。
ベロの部分はこのようになっているので、足首まで水に浸かっても濡れません。長靴のイメージで使えます。
紐を通して完成。それにしても、いいデザインです。長く愛される名品と言われるのも納得です。
ブラックモデルも欲しいですが、やはり一足目はこちらのブラウンが良いですね。革とゴアテックスのツートーンカラーが本当にカッコいいですね。
トウのボリューム感も良い感じ。
剥げた部分も、ミンクオイルを塗ることで、少し目立たなくなりました。
購入して15年は経っています。購入してからの数年間は本当に良く履きましたが、服の趣味が変わってきたこともあり、最近は年に数回の出番です。それでもデザインが大好きで、やっぱり時々履きたくなります。間違いなく長く愛せる一足なので、若い方にはぜひオススメしたい靴ですね。
トウの削れを守るっ!(ハーフラバー)
今回は、革靴のレザーソールをハーフラバーで保護した例の紹介です。
今回の靴はクロケット&ジョーンズのチェルシーと言うサイドゴアブーツ。装飾の無いシンプルな靴ですが、なかなかの存在感です。ブローグが付いた華やかな靴も良いですが、シンプルな大人カジュアルではこちらの方が似合うケースは多いと思いますね。
この靴は本当によく履き、2回オールソール交換したのですが、またソールの中心に穴が開いてしまいました。オールソール交換出来る回数も限られていますし、何よりコストが高い。ということから、今回はハーフラバーで補修してもらうことにしました。
こちらが、ハーフラバーを装着した状態。段差も小さく奇麗な仕上がりです。ちなみに、ラバーは耐久性が高いということで、ビブラム(Vibram)社のラバーにして頂きました。
トウ部分のアップ。角が立っていてカッコいいですね。
薄いソールのデザインを損ねることなく、補修できています。
この靴のなんとも言えない色味が本当に好き。ムラやシミが出来てしまっていますが、それも味です(笑)
ハーフラバーでの補修の特徴を挙げると、以下のような感じでしょうか。
・トウを含むソール全体を安く(3000〜4000円)補修出来る。
・地面への接地面がラバーになるので、少々の雨は気にせず履ける。
・ラバーを貼り直すことで、オールソール交換せずに履き続けれる。
・ソールの見た目が少し格好悪くなる。
レザーソールの見た目に拘りが無ければ、最もコストパフォーマンスに優れた補修方法ではないでしょうか。相当なヘビーローテーションの靴でなければ、ビンテージスチールまではいらないと思うので、私は多くの靴をハーフラバーだけで補修しています。
ソールの補修方法でお悩みの方に少しでも参考になれば幸いです。ではでは。