四丁目の記憶(仮題)

衣・食・住についての、ただの日記。

オリエンタルシューズのストレートチップ

 最近、最もお気に入り且つ気になる靴ブランドと言えば、オリエンタルシューズ。OEMを中心に事業展開されてるようで、高級紳士靴の自社ブランドとして立ち上げたOriental(オリエンタル)の歴史は浅いのですが、ここの靴が本当に素晴らしいのです。

 オリエンタルシューズには、大きく分けて2つのラインがあって、1つが価格6万円程度のグッドイヤーマッケイライン、そして、もう1つが価格4万円程度のグッドイヤーライン。違いは、製法と使っている革。グッドイヤーマッケイラインは、靴の前半分をグッドイヤー製法で作り、後半をマッケイ製法で作るという非常に凝った製法を採用し、アッパーは外国産の最高級皮革を使用しているとのこと。土踏まずの部分がマッケイ製法になっているので、ギュっと絞ったウェストラインが、とても美しい。履き心地は、マッケイ製法のおかげで履き始めからしなやかで履き馴染ませることなく快適に歩くことができる。グッドイヤーラインは、通常のグッドイヤー製法で、国産の皮革を使用。ワタシが店頭で見た限りでは、革質も申し分ないクラスの革なので、こちらでも十分に満足出来ると思う。

 ワタシが所有しているのは、スエード素材を用いたロングヴァンプのストレートチップ。ロングヴァンプの流れるような軽快なサイドデザインが特徴的で、それはそれは本当に美しい。ウェストが絞り込まれてたり、ピッチドヒールだったり、ヴェヴェルドウェストだったりと、ビスポークシューズじゃないとなかなか見られない意匠が盛り込まれており、とにかくエレガントな一足です。

 

 6アイレットで平紐を使っている所も上品でお気に入り。ロングヴァンプのデザインは、履いてるときには裾に隠れてあまり見えないので、他人からはただのストレートチップに見えると思うけど、この美しさは所有欲を満たしてくれます。
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 サイドから。流れるデザインがまさに曲線美って感じですね。
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 ギュっと、絞られたウェストライン。
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小振りなヒールカップとピッチドヒールが相まって、後ろ姿もエレガント。

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ステッチワークも、流石の一言。
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 とにかく美しい靴が好きなら、一度は履いてみてもらいたい一足です。ワタシの足には木型もバッチリ合っているようで、大げさではなく、足全体が面で包まれている感じ。これは、アッパーが柔らかいスエード素材ということも一因にはあると思うけど、とにかくこれまでに体験したことのない極上の履き心地です。

 ここまで褒めちぎってきたけど、難点が全く無いわけではない。それは耐久性と修理に掛かる費用が、若干高くなりそう(予想)ということ。前述の通り、グッドイヤーマッケイという特殊な製法なので、ソール交換する際にはメーカーに出す必要があると思う。と言っても、一万円台後半では出来るようなので、極端に高いわけではないですけどね。なんならハーフラバーを貼るなりして、延命することも出来るしね。

 取扱いがあるのがワールドフットウェアギャラリーさんだけというのも、地方在住の方には、ちょっとした難点。とにかく本当に素晴らしい靴なので、一度検討してみて欲しい靴です。人気出たら値上げしそうだから、ホントはこのままマイナーであって欲しいですが、徐々に人気出ると思います。